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まさか花粉症? 今や3人に一人の国民病!?
(かふんしょう 英語では、HeyFever ヘイフィーバー)
今や3人に一人の国民病である、花粉症、そのつらい症状から、対策方法、対処法、民間療法そして2019年最新情報までこつこつ調べてみました。花粉症とアレルギーの切り離せない因果関係やそのほかのアレルギー、知っておくと大事に至らない重要ポイントも抑え、今から役に立つ知りたい新情報も網羅し、知ってると得する情報満載です。きっとあなたに合う花粉症対策が見つかるかも知れません。
まさか、花粉症?花粉症2019 春
今年2019年は花粉症で苦しんでいる人が例年より多いそうです。日本では3人に1人はなにかしら花粉症の症状があるのだとか言われてますね。そうした状況下で今年は特に花粉が多く飛んでいるのだとか。地球温暖化だからなのか、異常気象との兼ね合いなのか、壮大な自然の前でわれわれ人間は身を任せるしかありません。長く厳しい冬が終わり、春の訪れには毎年なんだかうれしい気持ちになり、最近ではテレビやインスタグラム,TwitterなどのSNSを通して春の訪れを知らせてくれる色とりどりの写真投稿により、雪解けから小さな顔を覗かせる蕗の薹(ふきのとう)や桜の開花情報などがタイムリーに、まるでその場に居るように目にすることが出来るようになりました。特に桜を愛してやまないわれわれ日本人、今か、今かと開花情報に見入ります。まだまだ寒い3月の末から小さなつぼみをつけてまだ寒い中頑張って咲こうとしている桜には元気さえもらっている気がしますね。
が、しかし、ですよ、そんな気分も上がってハッピーな季節に、あるやっかいな一因が...それが花粉症なのです!春になり、いい気分で桜の開花宣言を待ち、ヒヤシンスやクロッカス、水仙などの花の鉢植えを楽しみに家で育て、愛で、そんな頃に容赦なくやってくる、くしゃみ、鼻水、眼球を掘り出して後ろ側まで搔きムシリタイほど強烈で劣悪な目の痒み(かゆみ)、充血して真っ赤になった目...透明でクリアな鼻水が時折り間に合わずにつぅーと流れ落ちるんです。鼻から水が流れ、こぼれるような感じです。アレルギー反応おそるべしです。頭は始終ぼぉーとしているし、たまにズキンズキンと重い頭痛も来ます。熱はないのになぜか身体が熱っぽい感じでとてもだるいいんです。症状が日に日に重くなって、発症から数日経つ頃には喉も炎症で腫れてきて声が’クレヨンしんちゃん’に変化します。
大正ふくろうばあちゃん:
それはひどいのう。可哀相なことじゃのう。
昭和🐧さん:
スギ花粉の花粉症だったから森林が国土の70%の日本に住んでた頃は憂鬱だったわ。でもロンドン(イギリス)に来てからはピタリと花粉症が収まったの。日本よりスギ花粉が少ないのかな?とかロンドンは北海道とほぼ緯度が同じで寒いからかな?とかいろいろ考えたけど、とにかくあの地獄のような花粉症の諸症状から解放されて大喜びだったんだけど、何十年ぶりに’あいつ(花粉症)’が戻って来ちゃったの-!
大正ふくろうばあちゃん:
何十年も症状が無いのならそりゃ治ったかと思ったじゃろ? びっくりじゃのう。
昭和🐧さん:
しかも’あいつ(花粉症)’はさらにパワーアップして返って来たのー! 忘れもしないあれは今年の3月23日土曜日、いつものように朝から図書館に向かった私は図書館前の公園に6分咲きの桜並木と自然に野原に咲き誇る白や黄色の水仙の花々を愛でながら、少し寒かったけどちょいと早い花見気分でピクニックランチをしたの。次の日の日曜日、なんだか目がかゆくて目が覚めて、抗菌目薬でもしなきゃねーと思いつつ歯を磨いてたら、なんと両目が真っ赤でとにかくかゆい、かゆい...何十年も花粉症の症状がなかったからその時は考えにも浮かばなかったけど、それから数日後、朝起きたらまた両目が赤くなっていて、”もしやこれは??”と思っていたら、くしゃみが、鼻水が始まったの。そして就寝中に突然身体全体が無性にかゆくなり、これはもう、無視出来ない、しらないふりは出来ない...これは立派なアレルギー反応だと確信したの...まさかの花粉症、ロンドンで再度出没!
鼻水たらり、頭はぼぉーっとファジィな感じで重たくて、風邪のように身体はだるい、くしゃみもひどいし、喘息みたいなひどい咳がゲホゲホ、ゼィーゼィー息も苦しいよう。こんなにつらい花粉症は初めてかも。。。
大正ふくろうばあちゃん:
小さいころ、喘息持ちじゃったからかのう?よく背中さすったのう。
くしゃみだけじゃない花粉症のつらい症状
くしゃみを筆頭に、鼻水、鼻づまり、のどの違和感やイガイガ、喉の炎症、人によっては肌のかゆみ、目のかゆみ、充血など症状は個人個人で多様です。残念なことに鼻、目、耳、喉は繋がっているため、鼻水がうまく排出されず残ってしまうことで起きる耳鳴りや内耳炎、中耳炎、喉の奥に花粉のアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が溜まり炎症を起こしたり、アレルゲンが肺にまで入ってしまうと喘息のような酷い咳まで発症します。まるで風邪(かぜ)のような症状なので花粉症によるアレルギー反応なのか、風邪の症状なのかわからない方も多く、対処が遅れることもあるそうです。特に耳から水が溜まっているような変な音がする、痛みがある、夜就寝時に激しい咳が止まらず眠れないなどのような場合は医療機関での診療をお薦めします。そしてアレルギー反応だとわかった場合は一緒にアレルゲンは何なのか調べておくこともおすすめします。🐧さんの症状は相当ひどいですよ。お医者さんに行きましょうね。
花粉症は立派なアレルギー反応です。アレルゲンと呼ばれるアレルギーを引き起こす元になる物質アレルゲンは食べ物、特に野菜や果物に含まれ、構造がとても似ているものがあります。身体の中ででアレルギー反応が起きているような繊細な状況な時、身体の中で免疫細胞がアレルゲンを攻撃して戦っているのですが、そのアレルゲン同士が似ているのでわれわれの免疫細胞が間違って攻撃をしてしまうことがあります。免疫がこの誤攻撃によりアレルギー反応が重篤化(じゅうとくか)してしまったりすることさえありますので最新の注意が必要です。アレルギー反応が重篤化すると身体がショック症状を起こし、呼吸器官がうまく働くなるとアナフィラキシーショックを起こすことになります。お子さんやお年寄りはうまく状況が伝えられないことがありますので個々の体に反応するアレルゲンが一体何なのかを把握しておくことはとても役に立ちますね。
昭和🐧さん:
日本では目の充血、異常なかゆみに涙目(化粧が無残にボロボロだった)、鼻水にくしゃみ、そして頭がぼぉーっとして脳が働いてない感じでね。春が過ぎて夏は暑さに弱すぎてまるで脳が暑さで溶けてしまったかのように頭が働かず、1年のうち半年以上も普通の生活が出来てなかったの。とほほ。
大正ふくろうばあちゃん:
たいへんだったのう。そのアレルなんとかは病院で治らんのかい?
昭和🐧さん:
抗ヒスタミン薬は市販薬なので薬局でも買えるよ。ただ日常他の病気治療でお薬を常用してると飲んじゃダメな場合もあるらしいと薬剤師さんに聞いたよ。人によって合う、合わないもあるって聞いたこともあるし、一つの薬だけでは無理な場合もあるらしいよ。。自分に合うお薬が見つかるといいね。それ以外にもホメオパシー(homeopathy ホメオパシーは1796年にザムエル・ハーネマンSamuel Hahnemannが提唱)って言って自然のハーブや薬草を使ったものもあるの。その他民間療法などに近いかな。🐧はAVogelと言うスイスの会社の’Echinaforce’シリーズ市販薬を使ってたの。常用していたお薬のために抗ヒスタミン市販薬が使えなかったから。昔はNelsonsのHeyFeverTablets(花粉症のホメオパシーレメディー)使ってたけど。
花粉症と言っても個々に反応してしまう花粉は異なります。日本では杉の木や森林が多いのでスギ花粉による花粉症が多いのですが、それ以外に、ヒノキ、シラカンバ、イネ、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど1年じゅう花粉は飛んでします。しかもイネはイネ科、ヨモギとブタクサはキク科、カナムグラはアサ科とこれらには科目には野菜や果物も含まれ、アレルゲンの構造が花粉に似ているものがたくさんあり報告されています。また野菜や果物による口唇アレルギーも花粉症の10人に1人の割合で報告されているそうです。
花粉とアレルゲンの構造が似ている野菜と果物まとめ
カバノキ科/
りんご、西洋梨、サクランボ、桃、すもも、杏、キウイフルーツ、マンゴー、アーモンド、ヘーゼルナッツ、大豆、ピーナッツ、セロリ、ニンジン、じゃがいも、ししとうがらし
ヒノキ科/
トマト
イネ科/
トウモロコシ、メロン、スイカ、トマト、じゃがいも、キウイフルーツ、オレンジ、ピーナッツ
キク科/
ごぼう、レタス、春菊 セロリ、ニンジン、マンゴー、メロン、スイカ、キュウリ、バナナ、ズッキーニ、スパイス
花粉症と深い関係 口唇アレルギーを起こしやすい野菜と果物
(口腔アレルギー症候群と呼ばれる野菜と果物の一覧)
一般的に多いスギやシラカンバ、ブナの花粉との共通抗原性があり、科目が違っても同様に反応することもあると報告されています。
りんご、桃、梨、大豆、サクランボ、パパイヤ、パイナップル、いちじく、キウイフルーツ、オレンジ、マンゴー、セロリ、パセリ、ピーマン、銀杏 などです。
すべては’過ぎたるは及ばざるが如し’一つのものを食べ過ぎないこと、そして花粉症などの症状が出ている時には身体の免疫や抵抗力が下がっていますので、口にした時にピリピリした感じや舌を刺すような感触、違和感があるような時には飲み込まずに吐き出し、口をすすぐなどの対処が必要かもしれません。またほとんどの野菜や果物による口唇アレルギーは生で食することで起きるので、加工してある、ケチャップやスープ(トマト)、生絞り以外の加工されたジュース類(野菜、トマト、オレンジ、りんごなど)で反応は出にくいそうです。野菜も茹でるなど加熱処理を施すことで反応を回避可能らしいです。
ご自身の花粉症の元になるアレルゲン(スギなのかヒノキなのかブタクサなのかヨモギなのか等々)と野菜と果物による共通抗原性にはくれぐれもご留意下さいね。
ラテックスアレルギーの方は厳重注意
長年ゴム手袋を着用、常用しているような職業、最近ではお弁当屋さんや調理関係の仕事や医療関係者などがある日を境にゴム手袋、輪ゴムなど、ラテックス製品にかぶれるなどの症状が出た場合にはラテックスアレルギーが考えられるので特に厳重注意が必要だそうです。必ず詳しいアレルギー検査をしてご自身のアレルゲンをしっかり把握して野菜や果物との共通抗原性にも厳重注意をした方がいいようです。数多くあるアレルギーの中でもラテックスアレルギーは共通抗原性などでもアレルギー性ショックのアナフィラキシーショックにまで重篤化することがある厳重注意が必要なアレルギーだからだそうです。
どうすればいいの?花粉症の対策や方法は?
抗ヒスタミン市販薬を飲むのが一般的です。抗ヒスタミン剤は一般的に薬局で処方箋無しで購入できる市販薬です。第一世代の抗ヒスタミン薬(口が乾く、眠気を引き起こす副作用やその眠気を覚ますためにカフェインなどの色々な成分が入っているので長期的に服用することのリスクや影響が指摘されているが効き目が優れている、眠くなるので就寝前などに飲むと良いが睡眠の質を下げるという報告もあり)と第二次世代の抗ヒスタミン薬(口が乾かない、眠くならないことが最大の特徴で今は主流になっている)があります。第一次、第二次ともに鼻水、鼻づまり、くしゃみに有効だと薬剤師さんから伺いました。
第二次世代の抗ヒスタミン薬が第一次世代の抗ヒスタミン薬に必ずしも劣っているわけではありませんが、副作用の口喝、眠気、睡眠の質を下げるなどのリスクを考えると最近では第二次世代の抗ヒスタミン薬が主流になっているらしいです。服用薬だけではなく、点眼薬、喉用スプレーなども有効です。
ただ🐧さんのように現在日常的に常用しているお薬がある場合は主治医の先生としっかりお話をした方がよさそうですね。🐧さんのように抗ヒスタミン薬を服用出来ない方やなるべくお薬を常用したくない方はホメオパシーのレメディーも一考する価値があるかもしれませんね。医薬品ではない、自然治療や民間療法に近いホメオパシーレメディーがイギリスではポピュラーです。イギリスでは老舗のNelsons(ネルソンズ Ernst Louis Armbrecht創立 ホメオパシーは1796年にザムエル・ハーネマンSamuel Hahnemann が提唱し、彼はその弟子)やスイスの会社のA.Vogelが有名です。イギリスではhomeopathic Remedy(ホメオパシーのレメディー)を使う人が多く、薬局でもネットでも簡単に手に入ります。昔はNelsonsという老舗が長い間出していた花粉症レメディーが人気で普通に購入でき、効果があったのですが、いつのまにか消滅していまいました。なぜなのか周囲の人もわかりません。突然製造中止になることはイギリスという国の不思議な’あるある’です。
昭和🐧さん:
🐧もNelsonsの花粉症レメディー使ったこと’あるある’だよ。製造中止かー、残念だなー。2,3日飲んでるともう治っちゃって奇跡のように効いたのよね、あれ。今回少し残ってたのに断捨離で処分した後に花粉症の逆襲にあって慌てて新しい花粉症レメディーをインターネットで探したけど選ぶほど種類があまり無くてね。結局スイスのA.VogelのPollinosanシリーズを買ってみたけど、昔のNelsonsのみたいに即効性が無い感じ。いや、でも今年は症状が10倍は酷くなってる感じだから即効性が感じられないのかも!続けて服用してみよっと!
抗ヒスタミン市販薬などお値段
お薬でもレメディーでも自分で勝手に自己判断して服用するのは危険ですし、それでは効果が出ませんね。お薬やレメディーは毎日同じ回数と分量を守って服用することで血中濃度に溶け込んでいるお薬やレメディーが持続して効果をもたらしているので急に止めたり、分量を増減するのはおすすめしません。
Nelsonsのレメディーの風邪や抵抗力を上げる効果のあるEchinaceaシリーズ(エキナセアー身体の免疫を上げる効果があるハーブ)も有名ですね。また”Rescue Remedy” レスキューレメディーシリーズ(不安、うつ、不眠など)という黄色いパッケージの商品も提唱があるロングセラー商品ですね。日本のお土産にも重宝しまよ。
BacthFlowerRemedy(バッチフラワーレメディー)などに興味がある方はよくご存じかもしれません。ただひとつのデメリットは値段の高さでしょうか? ジェネリック(会社のブランド力の低い会社が作った成分が同様のお薬、有名な会社のものより値段が安い)の抗ヒスタミン剤1日1錠30個入りで£1(146円くらい)、有名な薬品会社のもので£3(437円くらい)に対してホメオパシーの商品は£10-12(1460円ー1748円くらい)薬10倍と割高です。効果があるなら多少の出費は致し方ないのですが、効果が現れない場合はガックリな価格設定ですからね。
民間療法? 英国式’鼻バリア’をワセリンで
2019年4月3日に放送された’ためしてガッテン’で紹介された’イギリス御用達ワセリン(Vaseline)で鼻バリア’にはみなさん衝撃を受けたのではないでしょうか?イギリスでは周知の民間療法、しかも牧草地帯や牧場の多いある地域で使用されます。こんな当たり前な民間療法があの国営放送のNHKでフィーチャーされるとは、思わず驚きでニヤリとしてしまいました。実際のところ、ロンドンでは抗ヒスタミン薬を飲む人も多いです。そして最近人気が高いのは鼻スプレーです。今までは1日に3-4回鼻にスプレーするタイプでしたが、1日に一回でOK(ステロイドが成分に入っているので鼻の中の感覚が無くなると感じる人もいるとか。花粉のアレルゲンが攻撃しても無痛状態にあるわけです)なものも普通に薬局で購入出来ますし、鼻洗い用のスプレーも多くあります。鼻水がひどいと何度も鼻をかむことになり、日本に比べてティッシュペーパーが高くてかたい素材も手伝って数回鼻をかむだけで鼻の下がこすれて痛くなるため、その予防として鼻の下にワセリンを縫っている人も多いです。ちなみに下痢でおしりが痛くなる時もワセリンは役立ちます。ただし、あのベトつく感触が嫌で抗ヒスタミン市販薬を服用する若い世代も多いようですよ。
’鼻バリア’ワセリンの効果的な塗り方
ただ鼻の中にワセリンを塗ればいいわけではありませんよ。花粉のアレルゲンが鼻の中にある状態でその上に上塗りしてもすぐに鼻水が出て来て、あっという間にワセリンは鼻をかんだ時に落ちてしまいます。一番有効なのはしっかり鼻をかんで、出来ればちゃんと鼻洗いをしてアレルゲンをしっかり落としてからワセリンを塗ることです。この時決してやってはいけないことが”水道水で鼻を洗う”行為です。鼻の入り口付近なら問題ありませんが、鼻の奥に真水が入り込むとそれは正直とても痛いです。ですが、わたしたちのからだの水の浸透圧と同じ成分だと痛くありません。鼻洗いスプレーを買ってクリーニングすることをお薦めします。簡単ですっきりしますよ。鼻の中がきれいになったら綿棒にワセリンを少しつけて、鼻の穴の周りにワセリンの膜が出来るようにつけていきます。鼻の穴の周りについてしまった余分なワセリンを拭き取り、鼻の下にも薄くワセリンを塗っておくと鼻をかんだ際の肌への刺激が軽減されますので日常で使える技です。
昭和🐧さん:
鼻かみ過ぎて鼻の下が真っ赤な人、いるよねー。( ´∀` )
なぜ花粉症にワセリン?
なぜワセリンが有効なのか、それは花粉のアレルゲンがめしべについている水分で破壊され個々の胞子が割れ、中のアレルゲンが出てくるのを防ぐからです。ワセリンの塗ってない鼻の中は無防備にしっとりと水分で濡れています。この状態で花粉の胞子が侵入してくると胞子が水分でパッカリ割れて中のアレルゲンが出てしまい、鼻の中で炎症を起こします。炎症を起こした鼻はそれを流してしまおうと鼻水が大量に出ます。また花粉の胞子がやってきて、鼻水で潤った鼻の中で花粉の胞子がパッカリ割れて、またアレルゲンが増えて行くという悪循環に陥るわけです。また鼻、目、耳、喉は繋がっているので呼吸をすることで空気と一緒に吸い込まれた花粉の胞子が水分に触れて割れ、アレルゲンが鼻、目、耳、喉へ送られることになり、鼻水、涙目、くしゃみ、などが勢揃いして現れるわけです。ワセリンは油性ですので花粉の胞子をキャッチして、その胞子が割れて中からアレルゲンが出てくることを防ぎます。実に理にかなった民間療法ですね。
春の大掃除で花粉も撃退
冬の間に蓄積されたホコリ、人やペットの毛やフケ、ダニの死骸やフンなども花粉症やアレルギーの要因になります。花粉症の人は春の大掃除も大変おすすめです。エアコンの古いフィルターを交換したり、壁を清拭したり、HEPAフィルター付きの掃除機や空気清浄器も花粉症の強い味方なのです。花粉は約30μm、HEPAフィルターや空気清浄機のフィルターは0.1-2.5μmの粒子をも吸い込んで吸着、清浄します。0.1-2.5μmの粒子ですよ、素晴らしいテクノロジーですね。せめて家の中だけでも花粉フリーゾーンの環境が作れるわけです。これで部屋の中では安心して呼吸できますね。ただし掃除の際にはくれぐれもマスクの着用はお忘れなきようして下さい。
花粉症まとめと🐧おまけ
イギリス人に今回イギリスのワセリンによる花粉症の民間療法が日本で話題になったことを伝えたら、田舎の花粉飛散量が多い地域ではまだワセリンを使ってるけど、今は抗ヒスタミン薬も良くなっているし、鼻スプレーも毎年進化しているし、高額だけど花粉症のワクチン注射まであるんだからそれらも特集してほしいとのことでした。遠回しにワセリンをいまでも使っているのは田舎だといいたそうでした。それ以上になぜ日本人はマスクをして通勤しているのか、空気汚染がそんなに悪いのかととても不思議そうでした。また日本人はだれでもマスクをして半分以上顔を覆い隠しているから花粉もそうそう侵入しないんじゃないかという意見もありましたよ。イギリスでマスクしてる人なんてまず居ないし、マスクしてお店に入ろうものなら犯罪予備軍として警戒されてしまいます。お国に違えばですね。そのほかにも花粉が付きにくい素材の上着やコート、シュッと衣類にスプレーすることで花粉をガードするようなスプレーや柔軟剤自体に花粉が付きにくくなる効果があるもの、花粉を水に変えるマスク、鼻の穴に入れて鼻の穴から花粉の侵入をブロックするノーズマスク、イオンの効果でバリアし、花粉を近づけないアレルシャットなど役に立ち、便利な花粉症商品は無数に存在します。自分に最適な商品がいくつか見つかるとすこし安心できてストレスも軽減しますね。
🐧さんのからのおまけ
これで万全!🐧の花粉症対策
① 花粉を家の中に入れない、持ち込まない、 窓を開けない、洗濯を外に出さない、帰宅したら家に入る前に上着をはたいて花粉を落とす(🐧ははたいた後、ウェットティッシュで軽く拭くこともあり)
② 目を覆ってくれるようなデザインのサングラスや眼鏡をして出掛ける
③ マスクを着用する 鼻などの密着部分は丁寧に折って線をつけすきまを作らない
④ ひどい花粉症はアレルゲン検査で把握して共通抗原性のある野菜と果物にも気をつける
⑤ 鼻を洗ってワセリンを鼻の中に塗っておく(目にも有効だがコンタクトの方は充分な注意が必要)
⑥ 抗ヒスタミン薬が効かない時は医療機関で処方したもらう 点眼薬や鼻スプレー、喉スプレーなども駆使しなければならない程症状が重い場合がある
⑦ 帰宅したらまず服を着替える、うがいする、鼻を洗う、顔を洗う、髪を洗う、シャワーを浴びる (お湯で流すだけでもたいていの花粉は流れ落ちるそう)
⑧ 花粉飛散量の情報をチェックして飛散量が多い日は外出を避ける
⑨ 庭しごとを避ける 草の上を歩かない
⑩ 花の花粉にも敏感な人は家の中に切り花や生花を飾らない
⑪ HEPAフィルター付きの掃除機や空気清浄機を買う
⑫ 玉ねぎの皮茶やルイボスティーを飲む (自然界の抗ヒスタミン剤)
🐧ちなみにばあちゃんから教えてもらった玉ねぎの皮茶やルイボスティーをはちみつを入れて数日続けて飲んでいたらひどい花粉症の症状が軽減して楽になりました。ばあちゃん、ありがとう!
大正ふくろうばあちゃんからのおまけ
花粉症はほんとうにつらそうじゃのう?
少しでも楽になるといいのう。ほぉほぉー❤
玉ねぎの皮茶やルイボスティーには抗ヒスタミン薬の成分に近い抗酸化ポリフェノールの一種の抗酸化物質ケルセチンがたくさん含まれているから花粉症の諸症状を抑制する働きが優れているんじゃよ。はちみつは自然界の抗生物質じゃから温かい玉ねぎの皮茶やルイボスティーに一緒に入れて飲むといいのう。オーガニックの玉ねぎの外側の茶色い皮を数日天日干ししてお水と熱して煮出すだけじゃ。なければ市販のルイボスティーでいいんじゃよ。お大事にのう。ほぉほぉー❤
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